稽留流産で2回手術した私がお金を払ってでも入院は個室を選べばよかったと後悔した理由
私は2回稽留流産をしました。
2回とも出血などはなく、手術をするため入院をしました。
1度目は大部屋希望だったけど、病院都合で個室に入院
2度目は大部屋希望で6人部屋での入院となりました。
同じように稽留流産でもその時の感じ方は違います。
今回、2回目の稽留流産手術の入院のときにお金を払ってでも個室にすればよかったと思いました。
その理由はこんな感じです。
稽留流産での入院で大部屋のつらいところ
音、光が漏れてくる
大部屋はドアが開いていることが多いので、自分のベッドがドアのある入口側でさらにナースステーションが近いと
夜中でもナースステーションの光が漏れてきてあまり暗くならないです。
真っ暗じゃないと寝れない人はアイマスクがあったほうがいいと思います。
そして夜中もずっとナースステーションの音や話し声が聞こえる。
けっこうナースコールもなっていました。
自分のところに用はなくても部屋に何度もスタッフが夜中に見回りに来るため、
カーテンが動いたり足音が気になります。
同じ部屋の人のいびきがうるさい場合もあります。
私はイヤホンをして動画を見るようにして対処していました。
その分、個室は部屋のドアを閉められるため、外の光や音は気にならないです。
匂い
朝4時から同部屋の人のおむつ交換があったので、そのときにその人の所は電気がつきます。
カーテンで仕切られているだけでカーテンの上の部分は網目なだけだと光は漏れてくるきます。
朝4時なのに7時くらいと思う明るさでした。
そういうことがあり音と排泄物の匂いで目が覚めました。
私は稽留流産と診断されてから不眠症のように寝れなくなってしまったので、
この入院した日もなかなか寝れませんでした。
やっと寝れたかなと思ったのに目が覚め、結局手術前の睡眠時間は2時間でした。
今回はこの朝4時の時間に同じ部屋の2名のおむつ交換がありました。
稽留流産となりすぐ手術をする場合、まだつわりのある方、つわりは軽くなっているが特に匂いに敏感になっている方もいると思います。
私も今回稽留流産と診断されてから1週間での手術だったので、妊娠症状として胸が張ったままだったり、匂いに敏感でした。
なのでまだつわりのような症状が残っていると、大部屋の場合匂いが広がるのでおむつ交換の時間と食事の時間の匂いが辛くなりそう。
匂いに私は耐えきれず、朝4時に30分くらい廊下に避難しました。
昼間も含めて何度かおむつ交換はありましたが、匂いが気になったのは1度だけでした。その方も体調が悪かったのかも。
でもごはんは1日3回あります。
匂いに敏感ではない方はそこまで気にする必要はないかもしれません。
個人情報が漏れる
大部屋だと話し声も丸聞こえなため、看護師や医師との会話が聞こえてきます。
話の内容から名前や何の手術をするか、何の病気かなどがわかります。
今回の病院では手術に行くときに生理用ショーツにナプキンをつけた状態で手術に向かったのですが、この説明を病室でいろんな看護師の方に説明されました。
もちろん他の患者さんにも聞こえますよね。
それが辛かった。
流産ではなく子宮の病気の手術と思う方もいるかもしれないけど、なんか流産の手術ですよーて言われてるみたいで。。。
もちろんこんなの被害妄想です。
看護師の方たちはただ手術準備の説明をしているだけなので。
それでもやっぱり人には聞かれたくなかった。
手術する前に担当医師に名前、何の手術か、麻酔の種類を伝えてくださいと説明を病室で受けたのですが、そのときも「何の手術と聞いてますか？」と聞かれ、
看護師の方には「それを明日手術の前にもそのまま言えば大丈夫ですよ。」と言われました。
ただの手術前の流れを説明してくれているだけなんだけど
なんで他にも患者さんがいる中で稽留流産の手術と声を出して言わないといけないのか。
正直そのへん配慮してほしい。。。と思いました。
稽留流産で精神崩壊しているとこういうのがほんと辛いんです。
認知症の方がいると、騒ぐことがある
認知症っぽい患者さんが同じ部屋にいて、隣のベッドの人をスタッフと思ったのか、その人に夜ずっと「こうしてほしい。ここが痛い」と訴えていました。
その言われている方も看護師ではなく患者さんなので代わりにナースコールを押して対応したりしていましたが、20分くらいうるさいときがあったり、
認知症で怒りっぽくなっているのか、ちょっと嫌なことがあると急に叫んで怒り出す患者さんもいました。
私も稽留流産で精神状態には疲れていたので、その急な怒鳴り声にびくっとすることが何度かありました。
正直こっちに被害がないか怖かったです。
こういうのも個室では気にならない。
おむつや認知症の方は年代も限られることが多いので、どの病棟に入院するかにもよると思います。
でも実際は入院する日にならないとどの病棟かなんて行ってみないとわかりません。
他にも大部屋は冷蔵庫が共有だったり、トイレが部屋になかったりします。
病院によっては大部屋でも入口にトイレや洗面台があるところもあります。
でも行ってみないと実際の病棟がどうなっているかなんてわからない。
自分の精神状態を落ち着かせることを優先することも大事
前回の入院が個室だった分、今回は大部屋ならではのストレスがいろいろありました。
自分で静かに落ち込むとしてもやっぱり個室がいいですね。
稽留流産になって平気な人なんていないと思います。
いびきとかおむつになることって同年代の方のほうが少ないと思うので入院する病棟にもよると思います。
今回2回目の入院は産婦人科とは違う病棟での入院となり、いろいろな方が同じ部屋にもフロアにもいました。
前回手術した病院では、同じフロアに妊婦の方もいて入院手続き中から辛かったです。
妊娠中でも管理入院や何か事情がありそれぞれ入院しているとは思うですが、
これから流産の手術を受けるというときにやはりお腹の大きな妊婦さんを見るのは正直辛いです。
なんで同じところに入院するのにこんなにも理由が違うんだろうって。
その時は大部屋で希望を出していたのですが、部屋の関係で個室になりました。
もちろん病院都合なので差額ベッド代もなしです。
正直今から入院するというときですら今にも泣き出しそうだったので、あの時は個室にしてくれたのが本当にありがたかった。
今回の2回目の入院は産婦人科ではないようにとの配慮でしたが、それはそれで、
たかが1泊の入院かもしれないけど自分で対策したほうがいいなと思いました。
寝れなさ過ぎたからなのか、朝おでこに少し蕁麻疹が出ていました。
私は1度目の稽留流産後、なかなか妊娠しないストレスで蕁麻疹が出るようになって毎日薬を飲んでいました。
それも今回2回目の妊娠がわかったときから、薬を飲んでないのに蕁麻疹が出なくなりました。
ストレスって怖いですね。
それからずっと蕁麻疹は出ていなかったのですが、この入院で少し手術前に蕁麻疹が出てしまいました。
すぐおさまったので、無事に手術もできよかったのですが。
さすがに手術前なのでゆっくりしっかり寝れるのが理想的だと思います。
稽留流産で精神的にも辛い日々が続いていると思います。
ちょっとしたことでも、反応してしまう言葉もあると思います。
それでどんどん苦しくなるなら、お金を払ってでも個室にすればよかったと思いました。
私は2度の稽留流産で、2回とも生命保険会社へ保険金の請求を行いました。
これがあるおかげでお金の心配はありませんでした。
1度は手元からお金は無くなりますが。。。
保険の種類にもよりますが、私は入院手術にかかった費用は戻ってきました。
これは大部屋だったのもあると思います。
でもそれで戻ってくるなら1泊だし個室にして少し高くなって、もし保険金も全額戻ってこなかったとしても、
自分の精神的苦痛がやわらぐのであれば個室にすればよかったと思いました。
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保険のおかげで手術代は気にせず安心して手術ができました。
結婚して保険を変えたけど、今回で2回もお世話になりました。
うれしい出来事ではないし、もうお世話になりたくないけど、
そんな中でお金のことを気にしなくてよかったのは本当にありがたい。
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